彩みちる、宝塚退団後に挑むミュージカル『秘密の花園』 デボラ&マーサ役に「作品の力になれるように」

ミュージカル『秘密の花園』製作発表記者会見が行われ、彩みちるが登壇した。

ミュージカル『秘密の花園』に出演する彩みちる

本作は、フランシス・ホジソン・バーネットの同名小説を原作にしたミュージカル。

両親を亡くした少女メアリーが、閉ざされた屋敷や秘密の花園をめぐる人々との出会いを通して変化していく物語が描かれる。

彩は本作で、デボラとマーサの2役を演じる。ともに明るく元気で、世話好きで面倒見がよく、周囲を温かく見守るような人物だという。

少人数で構成される舞台に出演するのは今回が初めてで、彩にとって新たな挑戦となる。

一人ひとりの台詞や歌の分量も多くなるのではないかと感じているといい、緊張もある一方、韓国で上演された作品を映像で見た際には、楽曲や物語そのものに強く惹かれたという。

共演する奥田いろはとも作品の魅力について話したといい、これから出演者全員で力を合わせて作り上げていくことを楽しみにしている様子だった。

会見では、ブランドン・リーの生ギター演奏に合わせて歌唱する場面もあった。

彩は、生演奏で歌うという豪華な経験ができたことへの喜びを明かした。

自身が歌う楽曲については、一曲の中にさまざまな物語性があり、楽曲の表情も次々に変化していくという。

そのため、歌い手である自分自身も表情を細かく変化させる必要があり、さらにギターと合わせることでリズム感も大きく変わる難しさを感じた。

一方で、ブランドン・リーが演奏で引っ張ってくれたことで、楽しく歌うことができたと振り返った。

自身が演じるデボラとマーサについては、明るく元気であるだけでなく、世話好きで面倒見がよく、周囲を温かく見守り包み込むような存在だと捉えているという。

作中にはエイミーの背中を押すような歌もあり、役を通して作品全体を支える存在になりたいと意気込んだ。

また、自身についても「割と陽な方の人間」だとし、明るさという点では役との共通点を感じているという。

花にまつわる話題では、好きな花としてチューリップを挙げた。

彩は2025年11月に宝塚歌劇団を退団。退団公演で大階段を降りる際に持つ花もチューリップにしてもらったほど好きだという。

また、ビジュアル撮影では久しぶりに制服へ袖を通した。

久しぶりだったこともあり、撮影時には落ち着かなさやぎこちなさを感じ、スタッフに何度も「大丈夫ですか」と確認していたという。

今回演じるのは、大人になりかけている子供たちの世代。

彩は、かつての学生時代を思い出しながら、子供心も大切にして役に向き合いたいと話した。

稽古前にはワークショップなどを通して、すでに共演者と何度か顔を合わせている。

それぞれ個性豊かな魅力を持つ出演者だと感じているといい、稽古を通して一緒に作品を作り上げていくことへの期待を膨らませている。

さらに、桑原裕子による演出と、ブランドン・リーによる難しくも心に残る楽曲が合わさることで、観客の心に残る作品になると確信している様子。

本番へ向け、一生懸命稽古に取り組み、作品を届けたいと意気込んだ。


取材・文:中京太一

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