乃木坂46・奥田いろは、思い出の花は「カラー」 梅澤美波からもらい 「しとやかさと熱血のどっちもがある」

2026年8月31日にミュージカル『秘密の花園』製作発表記者会見が行われ、乃木坂46の奥田いろはが登壇。
作品への印象や自身が演じる役との共通点、乃木坂46のメンバーとのエピソードなどを明かした。
乃木坂46・奥田いろはがミュージカルに出演
本作は、フランシス・ホジソン・バーネットの同名小説を原作にしたミュージカル。
両親を亡くした少女メアリーが、閉ざされた屋敷や秘密の花園をめぐる人々との出会いを通して変化していく物語が描かれる。
奥田は本作で、エイミーとメアリーの2役を演じる。
明るさを持つエイミーと、好奇心旺盛なメアリーという異なる人物を担いながら、物語の世界を表現していく。
奥田は、本作のオファーを受けた際について、音楽や世界観に強く惹かれたと説明。
キャストは5人ながら、物語が次々と展開していく構成にも魅力を感じたといい、観客に届けられることへの期待を口にした。
会見当日は、出演者全員で歌を披露。
合わせるのは初めてだったというが、演者の歌声や楽曲に触れ、作品への期待もさらに高まった様子を見せた。
奥田が披露した「コマドリとの一日」は、一曲の中で楽曲の表情が次々と変化する楽曲。
歌っていて楽しさを感じたといい、今後ほかの楽曲を歌うことも楽しみにしているという。
自身の役柄との共通点については、明るい部分はエイミーに近いと分析。
一方で、メアリーとの共通点として「好奇心」を挙げた。
奥田自身も好奇心が旺盛で、興味を持ったことには積極的に動くタイプだという
。「好奇心を取ったら、もういろはじゃない」と感じるほど自身を象徴する部分でもあり、その好奇心やワクワクする気持ちを役にも生かしたいと考えている。
また、花にまつわる思い出として、乃木坂46を卒業した梅澤美波とのエピソードも紹介した。
卒業セレモニーの際、ステージ上でサプライズとして「カラー」の花を贈られたという。
カラーには「しとやかさ」と「熱血」という、一見すると対照的な意味があるといい、梅澤からは「いろはにはその2つがどちらもある」との思いを込めて贈られたという。
奥田は、この出来事をきっかけにカラーという花を知り、好きになったと振り返った。
本作については、事前に映像でも確認しており、音楽や照明など舞台全体の演出にも注目している。
出演者は舞台に一度登場すると、ほとんど袖に戻ることなく出続ける構成になるという。
その点について奥田は大きなチャレンジだと受け止めながらも、挑戦できることにワクワクしている様子だった。
会見で共演者と話したことで、良い作品になるという手応えも感じたという。
衣装の学生服については、高校卒業以来、久しぶりに着用した。
高校時代は黒髪のロングヘアだったが、現在は茶髪のショートヘア。そのため、当時とは異なる自分の姿で学生服を着たことで、「この姿で学生生活を送ってみたかった」と感じたという。
本番では学生服を着て舞台に立ち続けることから、久しぶりに制服を着た時の新鮮な気持ちを持ったまま演じたいとした。
さらに、特に舞台を見てほしい相手として、乃木坂46の同期である五百城茉央の名前を挙げた。
奥田は同期への思いが強く、これまで多くの時間と思い出を共有してきたという。そのうえで、普段の姿とは異なる舞台上での姿や、「かっこいいところ」「いろいろな表情を見せるところ」を見てほしいと語った。
中でも五百城とは特に仲が良く、稽古期間中に辛いことがあれば連絡したり、癒やしてもらったりする存在だという。
そのため、舞台に立つまでの過程も知る五百城に、実際の舞台を見て「こんなに頑張っているんだ」と感じてもらえたら嬉しいとの思いを明かした。
ミュージカル『秘密の花園』は今回が日本初演となる。
会見時点ではまだ稽古も始まっておらず、作品作りはこれから本格化する段階である。それでも奥田は、共演者との会話を通して素晴らしい作品になるという確信を得たといい、一度だけでなく何度も劇場に足を運んでほしいと呼びかけた。
取材・文:中京太一