磯野大、『秘密の花園』でビーグル&ディコン役 役との共通点は「俺、結構優しい方なんです」

ミュージカル『秘密の花園』製作発表記者会見が行われ、磯野大が登壇した。
ミュージカル『秘密の花園』に出演する磯野大
本作は、フランシス・ホジソン・バーネットの同名小説を原作にしたミュージカル。両親を亡くした少女メアリーが、閉ざされた屋敷や秘密の花園をめぐる人々との出会いを通して変化していく物語が描かれる。
磯野は本作でビーグルとディコンの2役を演じる。新しい環境への不安や緊張を抱えるビーグルと、慈愛の深さや優しさを持つディコンという、それぞれ異なる人物に向き合う。
会見では、本作の楽曲について「本当に素敵な曲の数々」と魅力を語る一方、その分、歌唱の難しさも感じていることを明かした。
本番までに詰めていかなければならない部分が多くあるといい、稽古を重ねながら楽曲を自身の役の中へ落とし込んでいきたいと意気込んだ。
また、製作発表の場で歌を披露するのは今回が初めてだったという。
この日歌唱した楽曲には、ビーグルが大人になっていく中で、新たな環境に対して不安や緊張を抱く姿が描かれている。
磯野自身も、この日の製作発表という初めての環境に飛び込むことへの緊張があったといい、ビーグルほどではないものの、自身とリンクする部分を感じながら歌ったという。
新しい環境に飛び込む時の不安や緊張は、誰にでもあるものだと考えており、本番へ向けてさらに稽古を積むことで、その感情をより深く役へ落とし込んでいきたいとした。
自身が演じるキャラクターについては、慈愛が深く、「簡単な言葉を使うのであれば、優しいところ」が印象的だと説明した。
そして役との共通点について、「多分誰も言ってくれないので、自分で言うんですけど、俺、結構優しい方なんです」と自らアピール。
自身が持つ優しさをビーグルやディコンの優しさに浸透させることで、役との相乗効果を生み出せればと考えているという。
会見では、自身の「秘密」についても明かした。
磯野は「ものすごい人見知り」だといい、共演する雷太とは交流を深めているものの、お互いに無理をしている部分もあるのではないかと冗談交じりに話した。
一人になる時間が必要なタイプでもあり、決してネガティブな意味ではなく、一人で過ごす時間があることで、より気持ちが前向きになることもあるという。
何かをじっくり考える時間だけでなく、何も考えずにぼんやりすることも含め、一人になれる時間を大切にしているようだ。
最後には、ミュージカル『秘密の花園』に出演できる喜びを改めて表現した。
この日の会見を通して「本当に素敵なカンパニー」だと感じたといい、これから始まる稽古を楽しみにしている様子。
スタッフとともに作品を作り上げる中で、当然プレッシャーもあるとしながら、最高の形で観客に届けられるよう稽古に励んでいきたいと決意を語った。
そして締めくくりには、「一つだけ本当にお願いがあります」と切り出し、会見中に島太星がトイレに行きたいと明かしていたことについて、「どうか島太星がトイレに行きたいことは忘れてください」と呼びかけた。
直後には「多分忘れてましたよ」と返され、最後まで笑いに包まれた会見となった。
取材・文:中京太一