北澤早紀、1作品で2役に挑戦「2つの視点から言葉を交わせるのがうれしい」 家族LINEを見直すきっかけにも

朗読劇「未送信フォルダ – #送れなかった言葉-」のゲネプロが2026年7月28日に行われ、紗季役を務める北澤早紀が、1つの作品で2役を演じることへの思いや、家族とのやりとりについて語った。
朗読劇「未送信フォルダ – #送れなかった言葉-」出演の北澤早紀
北澤はゲネプロで紗季役を演じる一方、別の公演では美優役も務める。
「今日は紗季役で、2日後ぐらいに美優役も務めさせていただきます。1つの作品の中で、2つの視点からいろいろな方々と言葉を交わせるのが、すごく嬉しいと思いました」
同じ物語の中で異なる人物を演じることで、登場人物同士の関係や言葉の意味を、それぞれ違った立場から受け取ることができるという。
本作には多くの女性キャラクターが登場するが、それぞれが異なる立場や個性を持っている。
北澤は、女性だけでなく男性の観客にも、共感できる部分があるのではないかと語った。
「今回、女性のキャラクターが多いんですけど、その中でもいろいろな立場の、いろいろな個性を持った女性たちが登場します。
きっと男性の皆さんにも『分かる』と思っていただける部分があると思うので、たくさんいろいろな言葉を伝えられるように頑張りたいです」
また、紗季のセリフを通じて、自身の家族とのやりとりを振り返る場面もあったという。
北澤が印象に残ったのは、「黒川家グループLINEに投稿してるの、ここのところずっと私だな」というセリフ。
「それにギクッとしてしまいました。北澤家のグループLINEは、基本ずっと母がしゃべっているLINEなんですけど、そういえばあまり返信していなかったなと思って」
母親とは一緒に暮らしているものの、仕事などで会話ができない時間もある。
そのような時に、母親が寂しさを感じているのではないかと考えるようになった。
「一緒に暮らしてはいるんですけど、仕事中とかであまり会話できないタイミングに、実は寂しく思っているのかなと思いました。
これからは、もう少し返信する頻度を増やそうかなと思いました。
さらに、自身の未送信フォルダについては、送らない文章はそもそも作らないタイプであるため、特に残っているものはないという。
一方で、最近スマートフォンを持ち始めた祖母に、改めてメッセージを送りたいと明かした。
「祖母が最近スマートフォンをゲットしまして、アプリでやりとりをすることができるようになったんですけど、まだあまり使い方が板についていない状態なんです」
北澤が一度返信したメッセージには既読がついているものの、その後は祖母から返事が届いていないという。
「私が一回返信をしたものが、永遠に返ってこないんです。
既読はついているんだけど、多分もう二度と見方が分からない状態で、通知が来ないと見られない。
タップして開く動きしか知らないので、多分もう一回送った方が彼女のためなんだろうなと思いながら、1か月ぐらい経ちました」
そのため、「送りたいなと思います」と祖母へのメッセージを口にした。
取材・文:中京太一