富田麻帆、日替わりキャストによる「言葉のセッション」に期待 自身の未送信フォルダは「全部送信している」

朗読劇「未送信フォルダ – #送れなかった言葉-」のゲネプロが2026年7月28日に行われ、出演する富田麻帆が、日替わりで変化するキャストとの掛け合いや、本作ならではの見どころについて語った。
富田麻帆が「未送信フォルダ – #送れなかった言葉 -」に出演
本作では、複数のキャストが同じ役を演じ、公演ごとに出演者の組み合わせが変わる。
富田は、ゲネプロに参加したメンバーで作品を上演するのは、この日が最初で最後になる可能性があると明かした。
「いろいろなキャストが一つの役を演じるので、今日この場のキャストでこうやって一緒にやるのは、多分今日が最初で最後になるのかなと思います」
出演者が変わることで、同じ物語やセリフであっても、その日の組み合わせによって伝わり方や空気が変化するという。
「日によって言葉のセッションみたいな感じが変わっていくので、それも演じながら楽しみつつやっていきたいなと思っています。
少ない回数ですが、毎公演新鮮にできたらと思っています」
近年は朗読劇と呼ばれる作品の中にも、出演者が大きく動くものなど、さまざまな演出が取り入れられている。
富田は本作について、比較的オーソドックスな朗読劇を主体とした作品だと感じたという。
一方で、声や言葉だけではなく、映像や照明を通じて視覚的にも物語を楽しめる点を魅力に挙げた。
「少しだけリハーサルをさせていただいた時に、身近にある、誰しもが見たことのあるような場面の映像が出てきました。
耳でも楽しめるけど、目でも視覚的に想像しやすいようになっているのが、今回の魅力でもあるのかなと思います」
さらに、観客を飽きさせない照明の使い方にも触れ、「1時間半、この6人の物語が繰り広げられていくので、最後まで飽きずに見ることができるのではないかと感じています」と自信を見せた。
物語には異なる悩みや思いを抱える6人の人物が登場する。富田は、観客それぞれが自分に近い登場人物を探しながら鑑賞してほしいと呼びかけた。
「来てくださる皆様には、『私はこの子に近いな』『この子に寄っているな』みたいなことも考えながら見ていただけたらうれしいです」
また、作品の題名にちなみ、自身のスマートフォンにある未送信フォルダを確認したことも明かした。
「自分の未送信フォルダに何が入っているのかなと気になって見たんですけど、全部送信しているんですよね」
富田は、言葉を送らないまま残しておくことが苦手で、思ったことは相手に伝えるタイプだという。
「送らないのが嫌みたいで、とにかく送る人間なので、ここのキャラクターを演じる上ではミスキャストかもしれないですけど」と笑いを交えながら語った。
そのうえで、「私と同じように、未送信フォルダがないようにしようという気持ちで帰っていただけたらうれしいなと思い、今ここに立っています」と観客にメッセージを送った。
取材・文:中京太一