【インタビュー】初舞台から10年… 「何年経っても最初は特に余裕ない」佐藤信長が舞台にかける思い

2.5次元俳優などを数多く輩出してきたOffice ENDLESS が運営する教育機関 ENDLESS ACADEMY主催のオーディション「E dreams AUDITION 2026」。

ショービズノートは、グランプリ発表会でゲストとして呼ばれていた俳優の佐藤信長にデビュー時の思い出などを聞いた。

佐藤信長が語る舞台人生

小学生ぐらいの時からずっと、「芸能界に入りたい」と漠然とした思いがありました。

大学に入って将来の進路を考える時期になった時に、どうしても諦められない気持ちがあってこの世界に飛び込みました。

もともとは俳優というより、テレビに出ることへの憧れが強かったです。

ドラマよりもバラエティを見ていましたし、とにかく目立つのが好きだったので、目立ちたいとかテレビに出たい思いでこの世界に入りました。

デビューの初舞台は2016年10月だったので、今年でちょうど10年になります。

初舞台のことは今でもすごく鮮明に覚えています。

尊敬できる先輩たちと一緒に共演させていただいて、最初は本当に見よう見真似で、先輩たちの真似をしながらなんとか食らいついていく状態でした。

舞台が始まってから少しずつ余裕が出てきて、初舞台ながらにちょっと遊んでみたりもしました。

その中で、お客様の生の反応を直接受けた時に、「舞台ってこんなに楽しいんだ」と強く感じましたね。

最初は「テレビに出たい」思いでこの世界に入ったんですけど、舞台に立ったことで一気に引き込まれて、そこから完全に虜になりました。

自分が出演している作品だけじゃなくて、時間があれば他の人の舞台もできるだけ観て芝居の勉強をするようにしています。

やっぱり一番刺激をもらえますし、自分にはない引き出しを見つけることができるので。

例えば次の舞台でちょっとつまずいた時に、「あの時観た舞台のあの人の表現を使ってみようかな」と思うこともありますし、そこから自分の幅が広がることも多いです。

たくさんの作品に触れることは、常に意識してやっています。

10年経った今でも、毎回現場では必死です。

新しい作品に入るたびに新しい人たちと出会って、新しい作品を作るので、毎回新鮮な気持ちになります。

ちょうど最近、新しい作品の稽古が始まったばかりなんですけどやっぱり最初は余裕がないと毎回思います。

もちろん作品を作る段階での慣れみたいなものはあるんですけど、それでもやっていく中で作品が出来上がっていく過程の楽しさとか、完成してから演じる楽しさ、本番で感じる楽しさはずっと変わらないです。

役作りで大事にしているのは、最初から先入観を持たないことです。

特に原作がある作品だと、どうしてもそっちに寄せてしまいがちなんですけど、一旦全部フラットにして、頭の中で棒読みでセリフを覚えるところから始めます。

そこから自分なりに役を作って発してみて、そのあとで原作やアニメとすり合わせていくようにしています。

2.5次元の作品をやる上で、モノマネみたいな芝居になるのは絶対に嫌だなと思っていて。

僕たち俳優がやる意味って、2次元の作品に3次元の僕たちが命を吹き込むことだと思うので、そこは絶対に忘れないようにしています。

自分だからできる役作りをやることを大事にしています。

今31歳になって、この10年間、特に前半は本当にがむしゃらにやってきました。

これからは、その経験や実力をどう活かしていくかが問われるフェーズに入ってきていると思っています。

この10年で蓄えてきたものをしっかり出して、これから先も現場で必要とされる俳優でいられるようにやっていきたいと思っています。

佐藤信長

みやざき大使。舞台「露出狂」で俳優デビュー。

主な出演作にミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ 源清麿役、舞台『ブルーロック』シリーズ 蜂楽廻役、舞台『魔道祖師』遡洄編 温寧役がある。

さらにBSフジ「ABB FIA フォーミュラーE」番組ナビゲーター、UMK「#Link」番組コメンテーターなど幅広い分野で活動している。

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