【インタビュー】『ちょっと待とうよ、春虎くん』中川翼、マスク姿での演技中心で「目線でどこまで伝えるか意識」

MBSドラマフィル枠で2026年8月13日から放送が始まる『ちょっと待とうよ、春虎くん』で粋役を務める中川翼。

ショービズノートは中川に、出演決定時の心境や印象的な出来事などを聞いた。

『ちょっと待とうよ、春虎くん』中川翼にインタビュー

僕はオーディションで岸田粋役が決まりました。

オーディションの時はマスクを着けていたので、目線でどこまで伝えられるかということをすごく意識していました。

もちろんセリフや声もあるんですけど、マスクがある分、目の表現がより大事になると思っていて。

その中で挑戦したことが結果として返ってきたので、本当に嬉しかったです。

決まったからには、この役をどう伝えていくかをもっと考えなければいけないなと思いましたし、自分にとって大きな挑戦になるなというワクワクもありました。

印象に残っているシーンは、やっぱり1話の冒頭です。

粋は寮生活を1年経験しているけど、春虎は初めてで。

2人が一緒に生活するのもその日が初めてなんです。

物語のスタートになるシーンなので、撮影前から読み合わせを何度もしていました。

原作でも印象的な「黒部春虎です」という登場シーンがあって、そのシーンを撮るのをすごく楽しみにしていました。

実際に完成した映像を見ると、まだお互いのことを掴みきれていないギクシャクした感じがしっかり出ていて。

あの日しか出せない空気感だったと思いますし、それを表現できたのは達成感がありました。

今回のお芝居では、特に目を意識していました。

マスクの有無に関係なく、人って目に感情が出ると思うんです。

笑っているように見えても、本当は怒っている時って、目には全部出てしまうじゃないですか。

だから岸田粋という人物の感情を、どこまで目に宿せるかをずっと考えていました。

それは役作りだけじゃなくて、自分自身が俳優として成長するためのチャレンジでもありました。

撮影中に高橋璃央くんから、「全部目で伝わってきた」と言ってもらえたことがあって。

その言葉を聞いた時は、本当に嬉しかったですし、自分の中でも成長を感じることができました。

高校時代は、とにかくうるさいって言われていました(笑)。

良い意味で言ってくれる人はムードメーカーって言ってくれたんですけど。

人が笑っているのを見るのが好きだったので、とにかくみんなを盛り上げたかったんですよね。

今思うと、エンターテイナー気質だったのかもしれません。

高校時代の一番の思い出は文化祭です。

2年生の時にジェットコースターを作ったんです。

木のトロッコみたいな感じのアトラクションだったのですが、本当に楽しかったです。

今でも一番印象に残っています。

この作品の見どころは、寮生活ならではの距離感だと思います。

そこから始まるラブストーリーが本当に甘酸っぱくて。

見ていると引き込まれるし、ワクワクするし、キュンとすると思います。

とにかくいっぱいキュンとしてほしいです。

2005年生まれ、神奈川県出身。
4歳から芸能活動を開始。2015年に俳優デビューをし、ドラマ、映画と数々の作品に出演。近年の出演作に、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』、WOWOW『ストロボ・エッジ』、ドラマ『コスメティック・プレイラバー Season2』、『サバ缶、宇宙へ行く』、映画『恋に至る病』など。公開待機作に映画『うるさいこの音の全部』がある。


取材・文:中京太一

この記事をシェア