山本學、『星の教室』出演を一度断っていた 理由は関西弁

映画『星の教室』の完成披露舞台挨拶が2026年10月6日に行われ、夜間中学の生徒・遠見を演じた山本學が登壇した。

山本學が「星の教室」舞台挨拶に登場

夜間中学を舞台とした本作。

山本は自身について、大阪で生まれ、4歳から5歳頃まで大阪で暮らしていたことを明かした。

その後、東京へ移った際、大阪弁を理由にからかわれた経験があったという。

山本によると、その後3か月ほどで大阪弁は直ったというが、その経験は俳優になってからも影響していた。

俳優として活動する中で、関西弁を話す役については、基本的に断ってきたという。

山本は、東京で暮らす人が無理に大阪弁をまねした時に生まれる違和感についても触れ、自分自身がそうした話し方になることを避けたかったと説明した。

これまでにも魅力を感じる役はあったものの、関西弁が必要だと分かると断ることが多かったという。

『星の教室』についても、最初に出演の話を受けた際には一度断ったと明かした。

その理由も役柄ではなく、関西弁を話さなければならないこと。

しかし、自身が長年俳優を続けてきたことを振り返り、これが最後になるかもしれないという思いがあったという。

そこで、最後になるのであれば、これまでできなかったことに挑戦してみようと考え、出演を決めた。

実際に撮影が始まると、関西弁の練習にはかなりの時間をかけたという。

山本は、共演者たちも含め、本当の学校の試験でもこれほど勉強しないのではないかと思うほど練習していたと振り返った。

また、今回の映画への参加を通して特に心に残ったこととして、実際の夜間中学を見学した時の経験を挙げた。

山本は、それまで夜間高校については映画などを通して知っていたものの、夜間中学の存在については初めて知ったという。

学校を訪れたのは夜で、仕事を終えた人たちが授業を受けに来ていた。

そのため、学校での挨拶も「おはようございます」ではなく、「こんばんは」から始まることが印象に残ったという。

いくつかの教室を見て回る中で、ある教室の黒板に書き残されていた言葉が目に入った。

そこには、チョークで「生きることは学ぶこと」と書かれていたという。

山本は、この言葉が強く心に残ったと話した。

映画に出演したことで、この言葉について改めて考えるようになったという。

若い生徒もいれば、高齢の生徒もいる。

年齢に関係なく、それぞれが教室で学んでいる姿を見た上で、「生きることは学ぶこと、学ぶことは生きること」と語った。

また、共演した若い俳優についても話した。

山本は、自身がテレビに出始めた頃はまだ生放送の時代だったと振り返り、その頃の若い俳優たちと比べても、現在の若い俳優は非常にうまいと感じたという。

長い俳優人生を歩んできた中でも、今回の現場では若い世代の芝居に感心することが多かったと明かした。


取材・文:中京太一

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