中尾ミエ、自身の学歴に触れ「機会があったら学びたい」 夜間中学見学を回顧

映画『星の教室』の完成披露舞台挨拶が2026年10月6日に行われ、夜間中学の生徒・ハルモニを演じた中尾ミエが登壇した。

中尾ミエが「星の教室」舞台挨拶に登場

本作は、夜間中学を舞台とした作品。

中尾が演じたのは、韓国から日本へ来た背景を持つ人物だ。

役を演じる中で特に苦労したのが、せりふの話し方だったという。

作品の舞台が関西であるため関西弁が必要になる一方、中尾の役には韓国から来た人物という設定もあった。

そのため、単純な関西弁ではなく、韓国訛りの関西弁を話さなければならなかったという。

中尾は、この役について「もう大変」と振り返った。

また、出演者の中にも大阪出身者がほとんどいなかったといい、現場では時間があるたびに皆で関西弁の練習をしていたことを明かした。

共演した若い俳優たちについても触れた。

中尾は普段、現場では周囲と楽しく話しながら過ごすタイプだというが、今回の撮影では若い共演者たちがあまり積極的に話しかけてこないように感じていたという。

舞台挨拶でそれぞれの役作りの話を聞き、役柄もあって現場で距離を取っていたのではないかと理解したと振り返った。

その上で中尾は、自身の学歴についても言及した。

自身も中学までしか出ていないと明かし、以前から機会があれば何かを学びたいという気持ちを持っていたという。

撮影が始まる前には、実際の夜間中学を見学する機会があった。

そこで授業を受けている生徒たちを見た時、中尾は「すごく羨ましいなと思った」と話した。

夜間中学には、日本だけでなくさまざまな国から来た人がおり、年齢も若い人から高齢者まで幅広かったという。

ただ、そこに通っている人たちには、学びたいという共通した思いがあった。

中尾は、生徒たちが非常に熱心に授業を受けている姿が印象に残ったと語った。

また、教師たちが楽しそうに教えていたことにも触れた。

さまざまな年代や背景の人たちが、自分自身の意思で学びに来ている場所であり、教師たちもそうした生徒と向き合うことを楽しんでいるように見えたという。

中尾は、一度社会に出てから、自分に何が欠けているのかを知り、そこから改めて学びたいと思うことについて、「これが本当の学びなんじゃないかな」と語った。

さらに、自身についても、本当に時間があれば夜間中学へ通ってみたいと話した。

撮影現場についても、映画に出演しているという感覚より、自分自身が実際に教室へ入り込んでいるような感覚があったという。

そのため、撮影現場へ行くこと自体が楽しかったと振り返った。

最後には、学びたいと思っている人がいるのであれば、夜間中学について調べたり、実際に挑戦したりしてみてはどうかと呼びかけた。


取材・文:中京太一

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