小林虎之介、共演者とあえて距離を取る役作り 元不良・健児を演じる

映画『星の教室』の完成披露舞台挨拶が2026年10月6日に行われ、夜間中学に通う健児を演じた小林虎之介が登壇した。

夜間中学を舞台とした本作。

小林が演じた健児は、元不良という過去を持ちながら、もう一度学校で学び直そうとしている人物。

役作りについて聞かれた小林は、自身については冗談を交えながら「品がいい男」だと話した上で、健児という人物にはそれとは違う雰囲気が必要だったと説明した。

元不良という肩書きを持つ人物として、見た目や芝居だけでなく、普段の振る舞いから少し品のなさを出すことを意識していたという。

撮影中だけではなく、カメラが回っていない時間にも、手の入れ方や立ち方などを意識しながら現場にいたと振り返った。

中川龍太郎監督も小林の撮影中の様子について触れた。

中川監督によると、小林は撮影中に特別品が悪かったという印象ではなかったものの、現場では共演者と必要以上に親しくするのではなく、少し距離を取りながら過ごしていたという。

これについて小林も、健児という人物には一匹狼のような部分があると考えていたと説明した。

一方で小林は、健児にはきちんと学び直したいという気持ちがあり、学校の授業そのものはしっかり楽しんでいる人物だと捉えていたのだと明かした。

ただ、その気持ちをそのまま表に出せるわけではなく、どこか素直になれない部分もある。

小林は、その姿について、思春期の男の子のような感覚があるのではないかと話した。

学校で学ぶことは楽しい。

しかし、その楽しさや周囲への気持ちをそのまま表現することはできない。

そうした健児の性格を表現するため、クランクインの段階から、現場での過ごし方を含めて役を意識していたという。

取材・文:中京太一

この記事をシェア