小泉孝太郎、86歳で夜間中学に入学した尾畠春夫さんの姿に胸熱く

映画『星の教室』の完成披露舞台挨拶が2026年10月6日に行われ、夜間中学を取材する漫画家・用瀬を演じた小泉孝太郎が登壇した。

小泉孝太郎が「星の教室」舞台挨拶に登場

夜間中学を舞台とした本作。

小泉は、自身が演じた用瀬について、登場人物の中では比較的客観的に生徒たちを見る立場だったと説明した。

用瀬は、夜間中学に生徒として通うのではなく、漫画家として密着取材をするために教室へ入っていく人物。

そのため、教室の片隅から生徒たちを眺めるような場面も多かったという。

小泉は、撮影期間中に知った一つのニュースについても語った。

スーパーボランティアとして知られる尾畠春夫さんが、86歳で地元・大分県の夜間中学に入学したというニュースだった。

小泉によると、尾畠さんは取材を受けた際に、これからたくさん学びたいという思いや、先生が何を教えてくれるのか楽しみで仕方がないという気持ちを語っていたという。

その様子について、小泉は少年のように目を輝かせていたと振り返った。

年齢に関係なく、新しく何かを知ることを楽しみにしている姿を見て、胸が熱くなったという。

その後、『星の教室』の撮影現場へ行き、漫画家役として教室の片隅から生徒役の共演者たちを見る機会があった。

その時に小泉は、尾畠さんと同じような目をしていると感じたと話した。

学びたい、もっと知りたい、先生に教えてほしい。

そのような純粋な気持ちを持った時、人は強く輝くのだと感じたという。

小泉は、共演者たちの姿について、見ているだけで涙が出るほど輝いていたと振り返った。

また、自身には生徒たちと直接言葉を交わさず、ただ教室の中を観察しているようなシーンもあったが、そのワンシーンが忘れられないとも語った。

映画を見た観客についても、それぞれが自身の過去や未来を重ねるのではないかと話した。

かつて友人と一緒に学んだ時のことを思い出す人もいれば、これからもう一度何かを学んでみようと思う人もいるかもしれないという。

さらに、もう一度友達を作りたい、誰かと一緒に学びたいと感じる人もいるのではないかと語った。

小泉は、そうした純粋な思いが詰まっている作品だと説明した。


取材・文:中京太一

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